商業科にニーズがない!?

8月末の名古屋市教育委員会(以下、市教委)が発表した「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画案(第2次)」 (案)の中で若宮を閉校とする理由の1つに「商業科のニーズの低下」がありますが、本当にニーズはないのでしょうか?

今日は、中学生からのニーズについて考えてみます。

10月11日に愛知県が公表した中学3年生の第1回進路希望調査では、若宮商業は定員が240名のところ、第1希望263名、第2希望231名で、定員を上回る第1希望者数でした。全体の倍率は2.06倍で、愛知県下に10校ある商業高校の中で、3位という高順位でした。

また、過去6年間の平均入試倍率では、2.17倍で名古屋市内の商業高校5校中では2位となっています。(1位は名古屋市立名古屋商業、3位以下はいずれも県立で2.10倍、1.72倍、1.41倍)

若宮は名古屋市営地下鉄桜通線の野並から徒歩5分と近く、交通の便がとても良い学校です。自転車通学も認められていて、緑区、南区、天白区、港区など地元からの通学者が多い学校です。

若宮商業には中学生からのニーズはあると断言して良いのではないでしょうか?

若宮を守る会|若宮商業高校の存続を求める有志の会

「若宮を守る会」とは、若宮商業高等学校(若宮商業)の存続を求め、同窓会、保護者、地域の有志で構成された会です。 2017年、名古屋市教育委員会は「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画案(第2次)」 (2022年度末に若宮商業を閉校)(案)を発表、私達はこの閉校計画に反対する活動を行い、2018年市教委は方針転換し、2024年度に若宮商業高等学校は高等特別支援学校と併設することになりました。