商業科にニーズがない!?その2

8月末の名古屋市教育委員会(以下、市教委)が発表した「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画案(第2次)」 (案)の中で若宮を閉校とする理由の1つに「商業科のニーズの低下」がありますが、本当にニーズはないのでしょうか?

今日は、生徒の就職先となる企業からのニーズについて考えてみます。

若宮商業は、ここ2年間で、求人数が400人増えていて、昨年度の求人数は、過去10年間で最高の980人分(3年生240人に対しての求人数)だそうです。今年度も昨年度とほぼ同等の求人だと聞きました。

毎年、若宮生を採用してくださっている企業さんも多く、信頼関係を築き、しっかりしたつながりがあるとのこと。また、大学卒業生採用から転換し、即戦力となる若宮生に求人をくださるようになった企業さんも近年増加しているそうです。

ちなみに、今年度の3年生の就職試験の内定率(10/11現在)は、84.1%(受検126名中合格106名)で過去10年間において最高値を更新しているようです。

このように、多くの企業から若宮は信頼されており、社会的なニーズはあると考えられます。

若宮を守る会|若宮商業高校の存続を求める有志の会

「若宮を守る会」とは、若宮商業高等学校(若宮商業)の存続を求め、同窓会、保護者、地域の有志で構成された会です。 2017年、名古屋市教育委員会は「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画案(第2次)」 (2022年度末に若宮商業を閉校)(案)を発表、私達はこの閉校計画に反対する活動を行い、2018年市教委は方針転換し、2024年度に若宮商業高等学校は高等特別支援学校と併設することになりました。