拡散希望【署名協力のお礼と経過報告】

平成29年12月13日


名古屋市立若宮商業高等学校PTA会長

若宮を守る会 代表  柴田 里美


若宮存続署名 ご協力のお礼 と 経過報告


 日頃は、若宮商業高校 存続署名へのご協力をいただきましてありがとうございます。


 このような署名活動は、私たちにとって初めての体験ですし、仕事や家事の合間をぬってのことですから、大変なことや思うようにいかないことも多々ありました。しかし、会のメンバーで協力し合うとともに、署名を寄せて下さる皆さま、手伝ってくださる皆さまにお力を分けていただきながら、街頭・地域イベント等での署名活動を続けてきた結果、集まった署名数は、開始以来三ヶ月で、4万筆を超えました。これも皆さまのおかげと深く感謝いたします。


ふりかえりますと、この存続活動には、いくつかの節目がありました。


保護者の閉校提案反対の声がやまなかった、教育委員会による保護者向け説明会 (9/23)。

120人以上が参加し、決意を表明した、「若宮を守る会」結成集会 (10/15)。

 保護者向け説明会での要望を受けて開かれた、有識者による懇談会 (11/22)。

若宮を大事に思うあらゆる立場の人々が結集した、教育委員会一般向け説明会 (11/26)。


 そのつど、テレビ局や新聞社に取り上げていただくとともに、参加者の方から、励ましや賛同のお言葉をいただくことができました。


 その一方で、市議会からも批判を受けた教育委員会は、閉校の提案を撤回するそぶりを一時見せたものの、結局、撤回はしていません。11/26の説明会でも、その主張はあい変わらずで、


「少子化が進んでいる」(←近年、名古屋市は少子化を脱していて、南部の区では増加も見られるのに!)

「商業科のニーズ低下」(←過去に定員割れもなく、直近の調査では第一希望者で定員が埋まっており、また求人数も二年間で1.7倍も増加しているのに!)


をくり返すばかりです。そして「市の学校施設の老朽化」を理由につけ加え、最後は「総合的な判断」で、若宮の閉校提案に一気に結びつけてしまいます。その一方的な市教委の主張に対しては、参加者から厳しい意見があいつぎました。


そんな中、「若宮のよさ、学校のあたたかさ」を切々と訴えかける卒業生の方もみえました。私たちは、この学校に対する多くの人の思いを感じるとともに、若宮が守る価値のある学校であることをあらためて感じました。


今後の活動について

 私たちは今後も、「若宮の存続を求める署名」を継続するとともに、この「『学校のリストラ』提案の内容や進め方の問題点」を、より多くの方に知ってもらうよう努めていきます。


それと同時に、生徒・保護者・同窓生・教職員の皆さんと協力して、「若宮のよさ」を世に発信していく取り組みを行うことで、若宮商業への支援の輪を広げていきたいと考えています。


皆さまにはお力添えをいただくこともあるかと存じますが、どうぞよろしくお願い致します。



若宮を守る会|若宮商業高校の存続を求める有志の会

「若宮を守る会」とは、若宮商業高等学校(若宮商業)の存続を求め、同窓会、保護者、地域の有志で構成された会です。 2017年、名古屋市教育委員会は「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画案(第2次)」 (2022年度末に若宮商業を閉校)(案)を発表、私達はこの閉校計画に反対する活動を行い、2018年市教委は方針転換し、2024年度に若宮商業高等学校は高等特別支援学校と併設することになりました。