【私たち若宮を守る会は若宮商業高校の閉校計画に疑問を持っています(その1)】
私たち「若宮を守る会 | 若宮商業高校の存続を求める有志の会」が、名古屋市教育委員会が提案している若宮商業高校の閉校計画にどういった疑問を持ち、なぜ反対しているかについて、これから数回に分けて掲載していきます。
◆1 はじめに
8月31日に市教委が公表した「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画(第2次)(案)」の「市立高等学校の再編」の項で、若宮商業高校の閉校が提案されています。閉校の主な理由として「将来的な生徒数の減少」「商業科のニーズ低下」などを挙げています。「若宮を守る会」はこの閉校計画について、以下のような疑問点をもっています。
◆2 「将来的な生徒数の減少」に関すること
市教委は「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画(第2次)(案)」の中で、下に示すグラフを用い、「20年後には中学校卒業生が3500人減少する」と説明し、市立高校再編の必要性の根拠としています。
市内中学校の卒業生徒数の推移
(魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画(第2次)(案)より)*単位は人
【この説明に対する反論】
①名古屋市の少子化は止まっています
→平成29年度4月1日での0歳児の人数は、15歳の人数とほぼ同等です。(むしろ微増しています)
市教委は今年の0歳児世代が15歳になるまでに2000人程度減少すると予測していますが、何を根拠にしているのでしょうか?(ちなみにここ5、6年の傾向として、各年度の0歳児世代が15歳になるまでの減少数は1000人前後です)ましてや、まだ産まれてもいない20年後の中学卒業生の予想については、さらに根拠が不明瞭な印象を受けます。
名古屋市人口ピラミッド図(名古屋市HPより)
名古屋市各年度0歳児人数と15年後の人数の比較
(名古屋市HPのデータより抜粋)
0コメント