【みんなの声(メールから)】

今日、このようなメールをいただきました。ありがとうございます。

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私は、若宮の卒業生です。今若宮が閉校になるという問題が起きていて、守る会を含めた人たちが反対して、この前の教育委員会の説明会でも怒りの声がたくさん出ました。私もネットで若宮閉校に関する意見を見たり、この前の説明会にも参加しました。そこでどうしても在校生の皆さん、中学卒業後の進学先に若宮を考えている中学生の皆さん、そしてその保護者様にどうしてもお伝えしたいことがあったので、今回このような文章を守る会に送らせていただきました。

まず在校生の皆さんに伝えたいです。

今回の閉校の件、ショックの方もいると思います。実は私は、若宮卒業後に進学した学校で学校生活を送っている校舎が卒業と同時に別の施設として使われることとなり、進学した学部もなくなるという経験をしています。私は入学後にそれを知りました。「君たちの卒業と同時にこの学部はなくなります。そして君たちがこの学校で最後の卒業生になります」と当時の担任の先生に言われたのを覚えています。校舎の閉鎖に伴い、私たちの学校行事はとても慌ただしかったし、学校側ともめたこともありました。でもその反面、私やクラスメートたちは、学校生活をとことん楽しみました。今でもクラスメートたちと集まってお酒を飲んだりしながら「あの授業は本当しんどかった」「卒業旅行楽しかった」と思い出話をして盛り上がっています。

こういうマイナスなニュースが続いている今こそ、皆さんは学校生活をとことん楽しんでください。閉校に反対している人ほど、たくさん思い出を作ってください。私たち同窓生は「学校生活は"楽しかった"」と言えます。保護者の皆さんは「自分の子供は学校生活を"楽しそうにしている"」と言えます。しかし「学校生活が"楽しい"」と言えるのは、在校生の皆さんだけだと思っています。皆さんが充実した学校生活を送ることによって、若宮の人気が上がれば、閉校が撤回されるかもしれません。なので皆さん、たくさん友達を作って、たくさんの思い出を若宮で作ってください。これは在校生の皆さんしかできない、だけどとても大切な反対運動だと思います。

そして、高校の進学先に若宮を考えてる中学生の皆さん、そして保護者の方、今、若宮閉校は守る会をはじめ反対運動が盛んに行われており、閉校もまだ決定ではありません。私は「どの学校に進学するか」ではなく「どのような勉強をしたいか」「どのような学生生活を送りたいか」が重要だと思います。今回の若宮閉校の件をはじめ「学校のこと」は教育委員会が主体となって動いてしまいます。しかし「学校生活のこと」はそこで学校生活をしている生徒が主体となって考え、動くことができます。だから若宮を志望しているけど閉校するなら…と考えず、若宮に行きたいと思うならぜひ志望して勉強に励み、進学してください。そこで社会人になっても集まれるような友達を作り、たくさんの思い出を作ってほしいです。

在校生、進路先を考えている中学生の皆さんが、楽しい学校生活を送れることを祈っております。

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「若宮を守る会」では、【若宮存続へのみんなの声】でいただいたメッセージを紹介しております。wakamiyamamorukai@yahoo.co.jpまで、みなさんの意見や思いをお送りください。お待ちしております。

若宮を守る会|若宮商業高校の存続を求める有志の会

「若宮を守る会」とは、若宮商業高等学校(若宮商業)の存続を求め、同窓会、保護者、地域の有志で構成された会です。 2017年、名古屋市教育委員会は「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画案(第2次)」 (2022年度末に若宮商業を閉校)(案)を発表、私達はこの閉校計画に反対する活動を行い、2018年市教委は方針転換し、2024年度に若宮商業高等学校は高等特別支援学校と併設することになりました。