【先日(11/26)行われた市教委主催閉校計画説明会について(その1)】

11月26日に行われた名古屋市教育委員会(以下、市教委)主催閉校計画説明会の様子についてまとめました。市教委説明部分と質疑応答部分の2回にわけてお伝えします。


本日は市教委説明部分をお伝えします。


市教委側出席者

学校教育部長 相川氏

指導室室長  藤井氏

指導室高校担当主幹 森氏

総務部主幹  野口氏

主査     南氏


まず、同窓会会長代行(「若宮を守る会」同窓会代表)酒井より挨拶。

続けて、若宮商業高校校長 鈴木氏および市教委側の出席者挨拶。


冒頭に市教委より閉校計画についての進め方についてお詫びがあり、その後、以下の項目について説明がされました。(市教委からの説明は全体で30分程度)


 閉校計画の概要

  ・2022年3月末に若宮商業を閉校、2020年度入学分から生徒募集を停止


 第1回「魅力ある市立高等学校づくり懇談会」(11/22開催)(以下、有識者懇)での配布資料の説明

  ・少子化について(国勢調査、2025年以降子ども減少、2037年:3,500人減少と推測)

  ・商業科に対するニーズについて(進路希望調査、受験状況など)

  ・施設の老朽化について(築40年以上の建物が半数となる)


 若宮商業同窓会(若宮会)からの公開質問状に対する回答

  ※この回答については、文書で回答をするよう要望を出す予定です。

  ・少子化への疑問について

    →推計値であるが、出生数も転入数を含めて考えている。

     女性の数も減っており、今後はやはり子どもが減ると予想している。 

 

      ・商業科のニーズ低下について

    →進路希望調査によると商業科は他科と比べて低い。

     ニーズは低下しているものと考えている。

   (「市立高校の他科と比べるだけでよいか(理由も含めて)」という質問の回答になって

          いませんが・・・)


  ・次年度の学級数減について

    →毎年生徒数をもとに決めている。計画とは直結していない。生徒数や近年の入試

     状況を見て決まった。若宮が対象となったことは生徒ニーズ、商業科に対するニ

     ーズを考えるとやむを得ない判断だ。

  ・計画の発表やその進め方について

  (定員割れが発生した場合の市教委の責任と対処について問う質問だったが・・・)

    →この会を含め、しっかりと説明をしていくとともに懇談会で広く意見を求める。


  ・懇談会のメンバーのバランスおよび懇談会の可視化について

    懇談会には様々な立場の人に参加してもらっている。

    公開制にすることで公聴性を担保した。

  

  ・財政当局による意見や見解について

    教育委員会としては、再編は文科省からの要請がある。

    総合的に見ながら再編を検討した。

   (「財政当局の」意見や見解の有無、を質問したのですが・・・)


  

  ・「学校のリストラ」が今後も続くかどうかについて

    計画策定にあたっては「学びのあり方改革」「次期学習指導要領」を踏まえた先進

    的なとりくみ、学校づくりを柱としている。その一方で生徒減少、ニーズ低下、施

    設の老朽化などの状況を包括的に検討する必要があると鑑み、計画を立てた。

   (「今後も続くかどうか」を回答いただきたいのですが・・・)


質疑応答は明日更新します。



若宮を守る会|若宮商業高校の存続を求める有志の会

「若宮を守る会」とは、若宮商業高等学校(若宮商業)の存続を求め、同窓会、保護者、地域の有志で構成された会です。 2017年、名古屋市教育委員会は「魅力ある市立高等学校づくり推進基本計画案(第2次)」 (2022年度末に若宮商業を閉校)(案)を発表、私達はこの閉校計画に反対する活動を行い、2018年市教委は方針転換し、2024年度に若宮商業高等学校は高等特別支援学校と併設することになりました。